【2019.11.01】米中通商合意を巡る不透明感。日経平均株価は23000円を目前に反落か?



お読みいただきありがとうございます。サラリーマンの筋太郎です。


今回も日経平均株価の相場分析です。前営業日の日経平均株価は上昇。22927.04円で取引を終えました。日経225先物ナイトセッションでは日経225先物期近は下落して22720円で引けています。


米中協議の雲行きが怪しくなり米国市場は反落。日経平均株価もつられ安になりそうですね。



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前営業日の欧米市場は?


米国市場


  米国株式市場は反落。アップルやフェイスブックが前日発表した四半期決算は好調な内容だったが、米中通商合意を巡る不透明感が重しとなった。[31日 ロイター]


欧州株式市場


ロンドン市場


 
反落して取引を終えた。軟調な決算を発表した銘柄が売られ、全体水準を押し下げた。そのほか、中国当局者が米国との包括的で長期的な合意に疑問を呈しているとする報道を受け、市場心理が悪化した。FTSE100種で最も比重の大きい石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルは4.1%下落した。景気の先行き不透明感により250億ドルの自社株買い計画が遅れる可能性があると警告したことが嫌気された。[31日 ロイター]


欧州市場


 下落して取引を終えた。米中通商合意の見通しに陰りが出てきたことで通商政策に左右されやすい鉱業や自動車株が売られた。中国側がトランプ米大統領との長期的な合意の実現可能性に疑念を抱いているとブルームバーグが報じたことで、完成に近づいていた「第1段階」の合意について懸念が浮上した。STOXX欧州600種資源株指数<.SXPP>は1.41%、自動車・部品株指数<.SXAP>は1.33%低下した。[31日 ロイター]




PERから見る日経平均株価の適切な水準は?


PERとは株価収益率を表します。


私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。


その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。


実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されているためPERの判断基準は相場に反映されています。


次に、PERはEPSとセットで考えます。


EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。


株価=EPS×PERです。


昨日の日経平均株価のPERとEPSは



  • PER: 12.96998359 倍

  • EPS: 1,767.70 円




でした。


EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。


それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。


さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。



  • PER13倍: 22980.1 円 →上値メド

  • PER12倍: 21212.4 円 →妥当な水準の中心

  • PER11倍: 19444.7 円 →下値メド




ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?


25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。


このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。


10/31を含め25日間の日経平均株価の終値は



  • 2019/10/31 22,927.04

  • 2019/10/30 22,843.12

  • 2019/10/29 22,974.13

  • 2019/10/28 22,867.27

  • 2019/10/25 22,799.81

  • 2019/10/24 22,750.60

  • 2019/10/23 22,625.38

  • 2019/10/21 22,548.90

  • 2019/10/18 22,492.68

  • 2019/10/17 22,451.86

  • 2019/10/16 22,472.92

  • 2019/10/15 22,207.21

  • 2019/10/11 21,798.87

  • 2019/10/10 21,551.98

  • 2019/10/9 21,456.38

  • 2019/10/8 21,587.78

  • 2019/10/7 21,375.25

  • 2019/10/4 21,410.20

  • 2019/10/3 21,341.74

  • 2019/10/2 21,778.61

  • 2019/10/1 21,885.24

  • 2019/9/30 21,755.84

  • 2019/9/27 21,878.90

  • 2019/9/26 22,048.24

  • 2019/9/25 22,020.15


です。


ここから25SMAと標準偏差を求めます。



  • 25SMA: 22,154.00 円

  • σ: 540.54 円


以上を用いて-3σ~+3σを求めます。


25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。



  • +3σ : 23775.64 円

  • +2σ : 23235.09 円

  • +1σ : 22694.55 円

  • 25SMA : 22,154.00 円

  • -1σ : 21613.46 円

  • -2σ : 21072.92 円

  • -3σ : 20532.37 円



ボリンジャーバンド水準で見ると10/31は


+2σ : 23235.09


の下で終値をつけています。


10/30のナイトセッションでは


22720円



のため+2σの下にいます。



まとめ



  • 22980 円 :PER水準で見た場合→PER13倍

  • 23776 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+3σ

  • 23235 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ

  • 22695 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ

  • 22154 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→25SMA

  • 21212 円 :PER水準で見た場合→PER12倍

  • 21613 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-1σ

  • 21073 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-2σ

  • 20532 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-3σ

  • 19445 円 :PER水準で見た場合→PER11倍





米中合意がこのまま順調に推移すればPER13倍を超えて上昇する可能性があります。一方、再び米中対立に転じればPER11倍を割り込む恐れもあります。いずれにしてもPERの整数倍の水準で一度調整や折り返しが入ることでしょう。


相場の予測はできません。しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。異常な安値はいずれ修正され上がります。異常な高値はいずれ修正され下がります。


この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。そのため、この記事では株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。



参考書籍




ゾーン 相場心理学入門 (ウィザードブックシリーズ) [ マーク・ダグラス ]





※本ブログは筆者が学んだ相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。


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