【2019.11.07】日経平均株価の上昇は一服するのか?



お読みいただきありがとうございます。サラリーマンの筋太郎です。


今回も日経平均株価の相場分析です。前営業日の日経平均株価は上昇。23303.82円で取引を終えました。日経225先物ナイトセッションでは日経225先物期近は横這い23280円で引けています。




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前営業日の欧米市場は?


米国市場


 米国の7-9月期非農業部門労働生産性速報値が予想外に2015年来のマイナスに落ち込んだほか、米中部分貿易合意の調印が遅れるとの報道で、景気への楽観的見方が後退。米債利回りの低下でドル売りが優勢となった。[6日 ロイター]


欧州株式市場


ロンドン市場


 4営業日続伸して取引を終えた。投資家は米中通商協議の次の展開を注視している。米生産性統計が軟調だったほか、米中通商協議について大きな展開がない中、株式相場は世界的に抑制されたが、英中銀イングランド銀行(BOE)の政策金利の発表を翌日に控えポンドがやや下落し、ロンドン株式市場ではブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)や日用品のユニリーバ、酒造大手のディアジオなどの輸出関連銘柄が相場を押し上げた。[6日 ロイター]


欧州市場


 続伸して取引を終えた。消費関連株が買われ全体水準を押し上げた。STOXX欧州600種指数<.STOXX>は4年超ぶりの高値をつけた。2015年4月につけた過去最高値まで2%に迫る水準だ。欧州株は今週、米中通商協議への期待から好調な伸びを示している。ただ取引時間が終わった数分後に、第1段階の貿易合意の署名が12月に後ずれする可能性があるとロイターが報じた。[6日 ロイター]




PERから見る日経平均株価の適切な水準は?


PERとは株価収益率を表します。


私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。


その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。


実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されているためPERの判断基準は相場に反映されています。


次に、PERはEPSとセットで考えます。


EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。


株価=EPS×PERです。


昨日の日経平均株価のPERとEPSは



  • PER: 13.38000448 倍

  • EPS: 1,741.69 円



でした。


EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。


それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。


さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。


世界経済が楽観的に進む場合と悲観的に進む場合で2つのシナリオを想定しました。


楽観シナリオ:欧州危機、米中協議が妥結して世界経済発展



  • PER14倍: 24,383.66 円 →上値メド(楽観シナリオ)

  • PER13倍: 22641.97 円 →妥当な水準の中心(楽観シナリオ)

  • PER12倍: 20900.28 円 →下値メド(楽観シナリオ)



悲観シナリオ:欧州危機、米中協議が決裂して世界経済後退



  • PER13倍: 22641.97 円 →上値メド(悲観シナリオ)

  • PER12倍: 20900.28 円 →妥当な水準の中心(悲観シナリオ)

  • PER11倍: 19158.59 円 →下値メド(悲観シナリオ)




ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?


25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。


このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。


11/6を含め25日間の日経平均株価の終値は



  • 2019/11/6 23,303.82

  • 2019/11/5 23,251.99

  • 2019/11/1 22,850.77

  • 2019/10/31 22,927.04

  • 2019/10/30 22,843.12

  • 2019/10/29 22,974.13

  • 2019/10/28 22,867.27

  • 2019/10/25 22,799.81

  • 2019/10/24 22,750.60

  • 2019/10/23 22,625.38

  • 2019/10/21 22,548.90

  • 2019/10/18 22,492.68

  • 2019/10/17 22,451.86

  • 2019/10/16 22,472.92

  • 2019/10/15 22,207.21

  • 2019/10/11 21,798.87

  • 2019/10/10 21,551.98

  • 2019/10/9 21,456.38

  • 2019/10/8 21,587.78

  • 2019/10/7 21,375.25

  • 2019/10/4 21,410.20

  • 2019/10/3 21,341.74

  • 2019/10/2 21,778.61

  • 2019/10/1 21,885.24

  • 2019/9/30 21,755.84


です。


ここから25SMAと標準偏差を求めます。



  • 25SMA: 22,292.38 円

  • σ: 624.00 円


以上を用いて-3σ~+3σを求めます。


25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。



  • +3σ : 24164 円

  • +2σ : 23540 円

  • +1σ : 22916 円

  • 25SMA : 22292 円

  • -1σ : 21668 円

  • -2σ : 21044 円

  • -3σ : 20420 円



ボリンジャーバンド水準で見ると11/5は


+2σ : 23540 円<


の下で終値をつけています。


11/7のナイトセッションでは


23280円



のため+2σの下にいます。



まとめ



  • 24384 円 :PER水準で見た場合→PER14倍(楽観シナリオ上限)

  • 24164 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+3σ

  • 23540 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ

  • 22642 円 :PER水準で見た場合→PER13倍(悲観シナリオ上限)

  • 22916 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ

  • 22292 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→25SMA

  • 20900 円 :PER水準で見た場合→PER12倍(楽観シナリオ下限)

  • 21668 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-1σ

  • 21044 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-2σ

  • 20420 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-3σ

  • 19159 円 :PER水準で見た場合→PER11倍(悲観シナリオ下限)





米中合意がこのまま順調に推移、かつ欧州危機が遠のけばPER13倍を超えてPER14倍まで上昇する可能性があります。一方、再び米中対立や英国EU離脱の危機に転じればPER11倍を割り込む恐れもあります。いずれにしてもPERの整数倍の水準で一度調整や折り返しが入ることでしょう。


相場の予測はできません。しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。異常な安値はいずれ修正され上がります。異常な高値はいずれ修正され下がります。


この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。そのため、この記事では株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。



参考書籍




ゾーン 相場心理学入門 (ウィザードブックシリーズ) [ マーク・ダグラス ]





※本ブログは筆者が学んだ相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。


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