「ヒトラーは“治療”で怪物になった」心理学者がナチス誕生の謎を解明へ!世界を狂わせた医師と預言者とは?



独裁者アドルフ・ヒトラーの人生は謎に満ちている。現在のオーストリア・リンツに生まれ、画家を志して18歳でウィーン美術アカデミーを受験するも2度も失敗。その後、第一次世界大戦に駆り出された後、あれよあれよという間にドイツ労働者党(ナチ党)で権力を握っていった。人生の落伍者であったヒトラーがなぜドイツの全権力を掌握するに至ったかは歴史の大きなミステリーだ。


 この度、そんなミステリーに一石を投じる仮説が飛び出した。ヒトラーを変えてしまったのは、“治療”によるものだったというのだ。英紙「Daily Star」(1027日付)が報じている。


 神経心理学者デイヴィッド・ルイス氏は、新著「Triumph of the Will?」において、心理学者エドムント・フォルスターと自称預言者のエリック・ヤン・ハヌッセンがヒトラーを怪物に変えてしまったと主張したという。

「フォルスターの最初の治療、それに続くハヌッセンの“セラピー”が怪物を生み出した可能性は否定できません」(ルイス氏)


 1918年、ヒトラーは砲弾ショックとマスタードガスによる一時的失明で病院に入院した。その時に治療にあたったのがフォルスターとハヌッセンだ。ヒトラーの失明は心理的なものだと診断され、その証拠にアンタンテでのドイツ軍敗北の報せを聞いたヒトラーは病状を悪化させたという。ファルスターはヒトラーをヒステリーだとし、催眠療法での治療を試みた。


そして、フォルスターはヒトラーの中に芽生えていた「神コンプレックス」を利用することで、失明を治したのだ。フォルスターの記録によると、ヒトラーは神を演じることで、確かに視力を回復したという。


 悪いことに、この治癒経験により、ヒトラーは「自分が超自然的な力によって導かれている」という妄想にとりつかれるようになった可能性があるという。


 退院後、ヒトラーはナチスの前身となる政治グループに参加し、めきめきと頭角を現していくが、1930年ごろにハヌッセンと出会ったようだ。


「ハヌッセンは催眠術を使って、ヒトラーの神コンプレックスを強化しました。また、自己催眠の方法も教え、すぐにトランス状態に入れるようにしたのです」(ルイス氏)


 ヒトラーの代名詞にもなっているあの熱狂的な演説は、自己催眠がもたらした神がかり的なパフォーマンスだったようだ。ハヌッセンとの出会いにより、自分の“使命”に揺るぎない自信を持ったヒトラーは、歴史的大虐殺を繰り返していくことになる……

「ドイツを変革するという彼の神的な使命は視力を回復するために行われた催眠療法の意図できなかった結果です。ヒトラーは大衆の前であれほど確固とし、ロボット的なとも言えるような身振り手振りで叫び、人々を熱狂させ、殺人機械にしてしまった。どうして一人の人間にこんなことができたのでしょうか? それは結局、催眠術のせいなんです」(ルイス氏)


 歴史の偶然と言ってしまえばそれまでだが、もしヒトラーがフォルスターやハヌッセンと出会っていなければ、20世紀の歴史は大きく変わっていたかもしれない。


歴史は偶然。バタフライ効果で何が影響するかわかりませんね。

 

参考:「Daily Star」、


TOCANA

https://tocana.jp/2019/10/post_120797_entry_2.html

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