【閲覧注意】フル顔面移植に成功した男の驚愕ビフォーアフター! 最初のドナーを断った深刻な理由と、人種間の医療格差とは?=米



米カリフォルニア州出身のアフリカ系アメリカ人男性、ロバート・チェルシーさん(68)は、今年7月に顔面移植手術を受けて新しい顔を手に入れた。彼は、自分の肌の色に合うドナーが現れるまで6年間待ち続けた。昨年、「まったく違う顔」になりたくないという理由で、医師が入手した最初の顔を拒否したという。

 ロバートさんは2013年8月、ロサンゼルスの高速道路で、オーバーヒートした車を停めて冷えるまで待っていた。そのとき、飲酒運転の車が突っ込んできたのだ。ロバートさんの車は炎上して、彼は体の約半分にⅢ度のやけどを負った。顔からは唇、鼻の一部、左耳なども失われてしまった。ロバートさんはカリフォルニア大学アーヴィング医療センターで18回の手術を受け、皮膚移植などで損傷を修復するも、顔面を再建することはできなかった。最初の4カ月間は意識と無意識の狭間をさまよい、2年半もの間病院で過ごすこととなった。

 顔を失った人は辛さのあまり自殺することが多い。顔は人間にとって心理的にも実存的にも極めて大切な部位だからだ。しかし、ロバートさんは自分にふさわしい顔と出会えるまで絶望しなかった。

「私にもう一度チャンスを与えてくれたドナーと、その家族に神のご加護がありますように。言葉では言い表せないほど、私は感謝の気持ちでいっぱいですし、こんな素晴らしい贈り物を受け取ることができ、とても恵まれていると感じています」

 このように語るロバートさんは、顔面移植を受けた最初のアフリカ系アメリカ人である。そして、彼のケースは、米国における黒人患者と白人患者の間に、歴然たる格差があることを物語っている。ほとんどの病気に関して黒人は白人よりも死亡率が高いにもかかわらず、黒人患者が臓器移植を受けられる可能性はかなり低い。ましてや、ロバートさんのように肌の色に合わせる必要がある場合では、移植の可能性がさらに低くなる。実際、ロバートさんとドナーのマッチングを行ったプログラムでは、臓器提供を待っている患者の40%が黒人だという。

 45人以上の医師と看護師が協力し、16時間に及ぶ手術が実施され、ロバートさんに新しい顔が移植された。手術を指揮した形成外科医のボンダ・ポマハック氏は「68歳という最年長の顔面移植患者であるにもかかわらず、ロバートさんは急速に回復しています。ロバートさんの生活の質が大幅に改善されるのを楽しみにしています」と話す。ロバートさんの孫であるエヴァリック・ブラウンさんが、術後の祖父を見て、すぐに「手術が成功した」と確信したほどだ。現在、ロバートさんの新しい顔は血色がよく、髪も伸び始めている。医師によると、将来的に顔の感覚はほぼ完全に回復するが、唇の動きは不完全なままだろうとのことだ。

 新しい顔を手に入れたロバートさんは第二の人生を歩み出した。彼の顔面移植手術成功をきっかけに、米国における黒人患者の臓器移植問題に光が当たることを願いたい。
(文=標葉実則)

【閲覧注意】
https://youtu.be/4s6Vxwwtz3o

臓器移植問題に光あれ、ですね

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